vs ピストンズ
ウォームアップ
この試合のポイントは、名実共にレイカーズの中心選手になっているアンソニー・デイビスことADの活躍でしょう。「誰がADを止められるのか?」という議論さえもったいないくらいのプレイヤーに成長していますが、今回の相手のインサイドには圧倒的な支配力をもったアンドレ・ドラモンドがいます。
ドラモンドは2016,2018,2019とリバウンド王に輝き、今シーズンもリーグ平均リバウンドランキング1位とペイント内の強さを持っています。そんなドラモンドは外のシュートこそないものの、機動力を持ったセンターなのでオフェンスもしっかりと仕事する厄介な選手です。高さと機動力が武器のレイカーズインサイド陣とどの様な試合を展開するのかが楽しみです。
他には完全にスランプから復帰したダニー・グリーンの3ポイントが今晩も突き刺さるとレイカーズが圧倒的な優位を築けるでしょう。
とは言えピストンズはエースのブレイク・グリフィンがケガで今シーズン全休か?と言われていながらも、元MVPのデリック・ローズと、2000年生まれ、19歳の新人、セク・ドゥンブヤなどのポテンシャルが高い選手が揃っているチームです。
油断できませんね、要注目です。
ティップオフ
まずはカルーゾ情報を笑。気分を一新?ヘッドバンドをつけてのニュースタイルで登場しましたね。
ピストンズは4人がアウトの状態、レイカーズはADにその可能性があると報じられていましたが、ADは無事出場しています。健康が何より。
1st Half
試合開始!
マギーがこの試合の注目であったドラモンドをいきなりブロック!!これにはステイプルズ・センターが沸きました。
レイカーズは現在リーグトップの1試合平均7.1ブロックをマークしており、その鉄壁の守備の中心選手がこのマギーという訳です。彼もウォリアーズ時代に優勝を経験している30歳で、ウォリアーズのムービングボールにも対応できた動けるビッグマンとしてレイカーズに昨年ジョイン。常に全力のハッスルプレーと安定したプレイングが今シーズンのレイカーズをオン・オフ問わず引っ張っています。
ちなみにこの日は1stクオーターだけで8ブロックをマーク。まさに鉄壁。
マギーは攻守に渡り1stクオーターの中心としてプレー。なんとこんなことまで、、、、!
76ersのベン・シモンズよりも確率の高い(?!)と言われている3ポイントをトップオブザキーから沈めるなどの珍プレーも飛び出しました。
そして新生レイカーズのお家芸である23 to 3
ピストンズもリーグ最年少、ドゥンブヤがトリッキーなインバウンドパスの受けからのダンクを決め、レイカーズに食らいつきます。
そんなヤングガンのプレーに触発されて?レブロンのこのプレー!
終始攻勢を見せていたレイカーズですが、思ったように得点が伸びず、23-22で2ndクオーターに突入。
誰もが躊躇する鉄壁のレイカーズインサイドに恐れることなく切れ込んでくるのはこの男
2009年で最年少MVPを獲得したデリック・ローズ。
今ではジャーニーマン(色んなチームを渡り歩くプレイヤーの事)の印象が若干強いが、昨年のウルブズで再開花。キャリアハイの50得点を記録するなど、全盛期の時と同じとは決して言えないが、自分のポテンシャルを理解した上での最善のプレーで活躍をしています。今年は何年かぶりにオールスター出場か?と噂されており、活躍したシカゴでの開催なのでぜひ選出されてほしいところです。
ローズのプレーに応えるようにラングストンの3ポイント、ドラモンドのピックアンドロールとインサイドプレーなどで援護。
一方レイカーズはレブロンのパワーカットからスペースを作り、KUZがフィニッシュ
ここ数試合はスタッツに大きく響く活躍ができていなかったコールドウェルポープと、好調のグリーンのいぶし銀3ポイントが決まります。
そしてケガから復活したCARU-SHOWことヘッドバンドカルーゾがタフネスを活かしたカットインからのアンドワンなどでしっかりとアシスト。このパフォーマンスですよ。
着実にお互いにスコアを重ねる展開で、両チームとも綻びなく進んだ試合は僅差で折り返します。
最近の試合の中では一番拮抗している試合となっています。決して苦しんでいる訳ではないので、どちらかが先にボロを出すとすぐに点差が開いていきそうな切迫した展開です。
No mercy = 慈悲なし
と言うよりもパワーとストレングスを謳った写真でカルーゾが出てくるのが面白いですよね笑
2nd Half
ハイレベルな攻防を魅せるローズとAD、ここはADに軍配が上がりました。
しかし、ピストンズも負けていません。レイカーズホットラインのコンビネーションをドゥンブヤがブロック!
恐るべき19歳です。
このプレーをキッカケに攻勢を見せたいピストンズですが、中々頼りの3ポイントが決まらずに、中で勝負するシーンが目立ちました。しかし、中では圧倒的な支配力を持っているレイカーズインサイドがそれを阻止。
しかし、その展開がだんだんと崩れてきます。ピストンズの伏兵、マカルークとギャロウェイの3ポイントが連続して決まりついに同点に。
綻びが出てきたレイカーズディフェンスに畳み掛けるようにこのプレー
攻勢を見せていたレイカーズは3rdクオーターで19点しか取れず、ピストンズには32点取られてついに逆転を許しました。この状況ではさすがに2ndユニットにシフトできず、1stユニットの出場時間が長いのが懸念点です。
オフィシャルツイッターアカウントも心なしかテンション低めです。
勝負の4thクオーター、どちらにしてもお互いロースコアゲームが以前展開します。
カルーゾのスティールからのダンクなども飛び出し、14-0のスコアリングランで一気に逆転、点差を広げます。
レイカーズがペースを掴み始め、レブロンのパスが冴えて得点を重ねていきます。ディフェンスではADとハワードが大活躍、キーポイントだったドラモンドを完全にシャットアウトします。
ピストンズも応戦、後半当たりまくってるマカルークの3ポイントと、ドゥンブヤのお返しファストブレイク
しかしレイカーズの勢いは止まりません。結果この日”20ブロック”をチームで達成したディフェンスでインサイドを支配。象徴的なハワードのブロックからレブロンのトリッキーなパスでクーズマのアンドワン。ショータイム!
そして自らが鉄槌を下します。
17年目、まだまだ現役です。
残り1:30で1点差リードの状況でADが値千金のコーナー3を決め、このクオーターだけで3ブロックを記録したハワードがマカルークのレイアップを豪快にブロック。完全に息の根を止めてレイカーズが勝利しました。
結果
LAKERS 106 – SUNS 99
この日はやはりインサイド陣の活躍が光りました。20ブロックはフランチャイズ史上2位の記録だそうで。
レブロンも「彼ら3人のセーフティがあるのはとても贅沢な事だ」と言っているように、好調レイカーズを支える3人の活躍に今後も期待大です。
これで戦績は29勝7敗、変わらずウェスタン1位です。
次の試合は日本時間1月8日、ゴリゴリのインサイド勝負になりそうなニックス戦です。
コメント