vs ニックス
ウォームアップ
前節のピストンズ戦では接戦の末勝利。勝利を掴めた要因は何と言ってもレイカーズ鉄壁の”BIG MAN 3”ハワード、マギー、ADの活躍でしょう。
リーグ1位の平均7ブロックをマークするレイカーズディフェンスですが、ピストンズ戦はなんと合計20ブロック!いざドライブで中に切り裂かれたとしても無理にファイトオーバーする必要もなく、全員機動力のあるビッグマンなので安心してガード選手は外にカバーもいけ、チェックすることで相手チームの3ポイントパーセンテージの低下をアプローチできていると思います。この試合も彼らの活躍が良いオフェンスリズムに繋がるハズです。
後は週間MVPに選ばれたレブロン・ジェームズの活躍は言うまでもないですが、キーになるでしょう。
外のシュートも無理には打たずにフリーになって確実に決める or リバウンダーがしっかりいる時に打つとセレクションがしっかりしているので例年よりもゴールできている印象があります。POTWに選ばれた週のスタッツは23P-12A-11Rとキングな活躍っぷり。調子はキープできてそうです。
一方オフシーズンの補強も失敗し、HCを努めていたフィズことデビッドフィズデールも解雇とネガティブな流れが続いていましたが、新たにHCになったマイク・ミラーになってからは決して絶好調とは言えませんが6勝8敗としっかりと勝利を手にすることができています。
ビッグマン多めでゴリゴリのニックスをリードするジュリアス・ランドルは元レイカーズの選手で、中も外も打てる選手でタフネスもあるので要注意、、、と言いたいところですが、正直レイカーズインサイド陣を脅かす程では無いと思います。
ティップオフ
ニックスは46%と高い3ptシューティングアベレージをしていたマーカス・モリスと、小柄でアスレチックなプレーがネイト・ロビンソンを彷彿とさせるデニス・スミスJrが欠場するそうです。
レイカーズはいつものスタメン、いつものベンチメンバーと健康をキープ。モチベーション高めでホームゲームに望みます。
1st Half
試合開始!
昨期の途中でレイカーズに加入し、オフシーズンにニックスにFAで加入したレジー・ブルックお帰りなさい!挨拶代わりのスティールからのダンクと3ポイントで得点を重ねます。
不安はない。
そんなインサイドに襲いかかるジュリアス・ランドル。ボールポゼッションが多いエースとしての役割をしっかりと果たすパワフルなインサイドプレーをAD越しに決めます。むむむ。
レイカーズのオフェンスペースを作るのはレブロンのパスはもちろんですが、相手のポゼッションを0点に抑えるディフェンスからでしょう。
昨年のレイカーズを思うとディフェンスからペースを作るチームになるなんて思いもしなかったです笑
Block Boys in the Building!!!!鉄壁の守備からペースを作ります。
大歓声でコートに迎え入れられたACことカルーゾは相手の不意をついてのリバースダンクをお見舞い!彼にはオールスター出場、並びにダンクコンテストの出場を推すファンが多いとの事です笑
スローなオフェンスが展開された1stクオーターは誰かがFIREするというよりは満遍なくチームでポイント。ニックスはランドル以外の得点の選択肢が少ない中で食らいついてきます。
何度も言うようにこの日のポイントは”ディフェンス”
ハワードのブロックからレブロンの戦車のようなプッシュからのアンドワン。11-2のランを決めて一気に点差を開きます。
ドラフト2位氏名のルーキー、RJバレットのフローターなどが決まり10点差を行ったり来たりする展開が続きます。
リーグトップ10の42%の3ptを誇るコールドウェルポープ
この日も落ち着いて3を決めていた彼に悲劇が訪れます。ディフェンスからの早いパス回しでゴール下までたどり着いたコールドウェルポープ、後ろから迫るニックスのボビー・ポーティスは既にワンテンポ遅れており、2点以上の得点が確実と言える状況でこの危険なブロック。
このプレーでポーティスは一発退場、コールドウェルポープも軽い脳震盪でロッカールームに下がります。好調レイカーズを支える彼の離脱だけは勘弁して欲しいです、、、。
今日のレイカーズは手数こそ少ないものの、チャンスを確実に得点に変え、相手の攻撃は確実に防ぐ堅実なバスケットボールで点差を広げていきます。点を与えてしまった後は早い展開ですぐに取り返すことを徹底、リードを広げていきます。
派手なプレーやキープレイヤーがどんどんと得点を重ねていく試合ではなかったのでどことなくスローで静かなイメージがありましたが、堅実は試合運びでリードを量産。
FGはレイカーズ55.3%に対してニックスは35.8%、3ptはレイカーズ53.8%に対してニックス25%と圧倒。ニックスはケガの影響などもありますが、この日のクローザーはランドルしかいないのと、ケビン・ノックスやRJバレット、ミッチェル・ロビンソンなどのポテンシャルのある選手は多いながらも彼らを活かせるパサーが不在な印象。デニス・スミスJrもオフェンシブガードなので、3ptもそこそこ打てるポイントガードが欲しいところ。
2nd Half
ミドル、3が予想よりもかなり不調なバレットがユーロステップで得点します。
彼はポテンシャルはあるし、度胸もある選手だと思うので大学時代の様なアグレッシブなプレーを見せてくれるのをニューヨーカーは待ち望んでいるでしょう。
試合は15点差をキープしつつ進行。この日ADのシュートが中々決まらず、思うようにポゼッションを終えれない中で他の選手がその穴をしっかりと埋めます。
走れるセンター、マギーのファストブレイクにピックアンドロールからのブラッドリーの確率の高い2ポイント。そしてニックスが敷いたレブロンに対してのディフェンスで、レブロンがビッグマンとのピックアンドロールで中に入ってこない様にディフェンスをドロップさせて、あえてレブロンに外を打たせる作戦に対してレブロンはしっかりとそのチャンスを物にします。
脳震盪でロッカールームに下がったコールドウェルポープが笑顔でベンチに帰ってきたのにほっとした矢先に、チームの大黒柱であるアンソニー・デイビスが相手選手をブロックした際の着地に失敗。その場で動けない自体に陥ってしまいました。
結果この日は試合に戻ってくる事はなく、夜にでもMRI検査を受ける様です。バッドニュースにならないと良いですが、、、。
15点差をキープしつつ4thクオーター突入。一時ショットクロックが動かないトラブルなどがあり試合が止まる出来事がありました。珍しい。
ADがいなくなったコートで存在感を見せるのはやはりキング・ジェームズ。勢いのあるニックスの若手、トリアーに負け時の滞空時間でブロック!レブロンのブロックをチームを奮起させますね。
一方ニックスはレイカーズのゾーン・マンツーを繰り返すディフェンスに苦戦。外も中も決めきる事ができずにズルズルと点差を離してしまいます。レイカーズはスモールラインアップで機動力のある布陣で得点を量産、脳震盪から戻ってきたKCPがオフェンスにディフェンスに集中し、得点差があっという間に30点差にまで広がりました。
そしてこの日一番沸いたのがこのシーン
ハワードの3ポイントが決まりベンチはお祭り騒ぎ笑。ボーゲルHCも「やれやれ」みたいな顔をしていましたが、チームの士気が高いので「やれやれ」で許せるプレーでしょうね。
そのまま30点差をつけてレイカーズは勝利しました。
結果
LAKERS 117 – KNICKS 87
この日はKCPのアウト、ADのトラブルという不運が続いた試合でしたが、全体的にポイントを重ねることで結果得点を量産した試合になりました。
なんと言ってもレブロンが久々に30点オーバーと”攻め”のレブロンが見れました。
お世辞にもシュートタッチが良くないレブロンですが、この日は冴えに冴えまくり、苦手とされているフリースローを7/7と100%で沈め、3ptも6本、50%の確率で決めていました。
レブロンの外が当たり始めたらチームオフェンスを止められるディフェンスはもはや存在しないのではないでしょうか?カバーリングしたらパスを捌かれ、近づいたらドライブ、離れたら外、そして外以外にこんなトリッキーな選択肢もあります。
しびれますね。
これで戦績は30勝7敗、変わらずウェスタン1位です。
次の試合は日本時間1月11日、3回目の戦いになるマーベリックス戦です。
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